クラミジア

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  • # カンタンなお話

    感染者の最も多い性病です。日頃からケアしている性風俗業の女性より、学生は意識が低く、 感染率が高くなる事もあります。検査はクリニックへの定期検診が有効です。自覚症状が出にくいですが、 最悪の場合は不妊症、子宮外妊娠となります。 そのため、性風俗業に関わっていない検診機会の少ない人たちは注意が必要です。
    また陰部以外に、口、咽喉いんこうにも感染します。

    感染しても出産前に検査が行われ、妊娠中に治療するケースもあります。このため、医師のおかげで 重度に陥る可能性が高い訳ではありません。 無暗に怖がる感染症ではないですが、万が一を考えて行動する事が良いでしょう。

    女性は、性病科、産婦人科、婦人科への診察。男性は泌尿器科、口や咽喉は咽喉科になる。


  • # お薬

    検査

    女性はPCR法で自己採取可能です。 男性も検査キットは存在しますが、採尿になるため問診がお手軽です。 他、採血による検査が行えます。

    治療

    抗生剤の内服により治療します。 薬局などではクラビット錠(第一製薬)、スパラ錠100mg(大日本製薬)がありますが、 医師による処方を強くオススメします。


  • # ちょっと難しい説明

    クラミジアは4つに分類されます。そのうち性病に関わるものは1つで「クラミジア・トラコマティス」です。 若年層の、特に女性は発生頻度が最も高く、自覚症状を持たない人は80%に上る。 男性は女性に比べれば症状が出やすいが、それでも半数以上は自覚を持たない。 これにより、感染者が広がりやすくなっている。

    また、本感染症は他の性感染症に感染する割合が上昇する傾向にあり、 雪達磨ゆきだるま式に悪化する可能性もある。

    そのため、定期健診の怠りが感染の蔓延まんえん、性病に対する未知、無知による恐怖を高めている。

    検査は検査キットで自宅でも検査が行え、経口けいこう、点滴などで治療もおこなえる。

    予防としては「コンドームの使用」「感染が疑われる相手との性的交渉を避ける。」 「フェラチオシックスナインなどのオーラルセックスを避ける。」などがある。


  • # 専門的記述

    グラム陰性菌であり、原生生物を宿主とする細胞内寄生生物である。寄生している細菌のため、細胞内でしか増殖はできない。

    クラミジア・トラコマティスは、性感染症の主要な病原体となっており、人工培地での培養は成功していない。

    感染症法により、医師による届出が義務付けられている性感染症STDの一つになる。 また感染傾向の統計として、妊婦検診において3~5%にクラミジア保有者がみられる。 このため、無自覚による感染者数は相当数に昇ると考えられる。

    初交年齢の低下に伴い、10代の感染が高く、そのまま治療が行われず、パートナーそして出生児に感染を及ぼすケースがある。 子宮頸管炎、子宮内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎、不妊、流産、早産に至る原因ともなる。


  • # PCR法

    目視できない遺伝子を酵素や温度管理を行い増幅させ、また染色させることにより、 反応を確認し細菌の有無を判別する手法。これまでの生化学検査だけではなく、 PCR法の様に、微生物検査が可能になった。


  • # LCR法

    耐熱性遺伝子連結酵素Ligaseを用いたDNA増幅法
    PCR法同様に微生物検査になるが、培養法を変える事により、感度、期間を向上させた手法。


  • # DNAプローブ法

    遺伝子レベルで菌の種類を調べる新しい検査法

    一般に、疾患遺伝子(病原体を含む)DNAまたはその中の特定部分に関して、DNAの相補性を利用して核酸ハイブリダイゼーション法などで解析する道具となるDNA断片をDNAプローブという。

    標準技術集(核酸の増幅および検出)データベース:DNAプローブの作成 | 特許庁

  • # 参考文献