毛じらみけじらみ

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  • # カンタンなお話

    他の性感染症とは、イメージが異なるが、陰毛の毛根に生息する1,2mmの虫です。頭皮に感染するしらみは、 頭虱あたまじらみと呼ぶ。しらみは性行為で飛び移る。感染するとかゆともな。 卵を産み付けられると精神的に気持ちが悪いので早めに治療しよう。


  • # お薬

    検査

    陰毛を根元から爪でいたり、抜いたりすると根元の卵を採集できる。 紙の上でつぶすと生物的な破裂音がするので卵と確認できる。

    治療

    剃毛ていもうするのが歴史的にも古くからある対処法である。他、殺菌効果のあるシャンプー丹念たんねんブラッシングなどがある。


  • # ちょっと難しい説明

    毛虱は、ヒトジラミ科の3種の内の1種にあたり、吸血性昆虫である。大まかに頭部か、陰部に共生するかにより異なる。 頭部はアタマジラミ、陰部はコロモジラミである。吸血時のみ肌に移動し、吸血時のアレルギー反応により痒みを伴う。 人以外、頭髪、陰毛以外での生息は出来ないため、陰部は性行為や衛生面で危惧される路上生活者、頭部は触れやすい小児などに発生しやすい。 アタマジラミについては、衛生面とは関係なく感染し、除去できても感染する環境の場合はすぐに感染する。このためアタマジラミは 一斉駆除が必要となる。十年以上前に小児の感染がある場合は、男児は全員丸坊主になり登校するなどがあった。


  • # 専門的記述

    ヒトジラミは人以外の生活圏は無く、人と共に共存してきた寄生虫である。歴史を遡ると、人の祖先ホモ・エレクトスからと考えられている。 人がヒトと呼ばれる前からヒトジラミは存在していたことになる。近代日本では生活圏の向上に、一斉駆除などの歴史を経て、 減少に転じていたが、絶滅したわけではないため、僅かではあるがヒトジラミは増加傾向にある。 これは社会の高齢化により、独居老人人口の増加が影響している。また近代では、殺虫剤などの薬剤耐性を得た進化なども見られる。 アタマジラミとコロモジラミの分化は10万年前頃と言われている。

    人に吸血する虱は3種で、ヒトジラミ科・ケジラミ属ケジラミと、ヒトジラミ科・ヒトジラミ属のコロモジラミ、アタマジラミである。 後述はケジラミの亜種となる。またコロモジラミにおいては発疹チフスを媒介する虱のため、不衛生な環境下では高齢なほど致死の危険がある。


  • # 発疹チフス

    人口密集地域、不衛生な地域に見られ、衣服に付くシラミやダニが媒介する 第一次世界大戦のロシアでは3000万人が罹患し、10%が死亡した。 致死率は年齢により異なり、20歳まででは5%以下であるのに対して、加齢に伴い増加し、60歳以上では100%近くなる。


  • # ホモ・エレクトス

    ホモ・エレクトスまたはホモ・エレクトゥスは、更新世に生きていたヒト科の一種である。 約258万年前から約1万年前までの期間。


  • # 参考文献